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誰もいるはずのない部屋からひとの声が! ~第①話 鼓動~

誰もいるはずのない部屋からひとの声が! ~第①話 鼓動~2012/06/11

どうも。ボクです。(←?)

先日の日本代表のオーストラリア戦はご覧になりましたか?
わたしはサッカー経験者ではないのですが、さすがにワールドカップの予選ともなると親善試合ではないので選手の本気度も増してきますから、こちらも熱くなってしまいますね。

やはりこういうものはラジオを聞くのも興奮しますし、テレビでもいいのですが、やはり生で見れると臨場感と感動の度合いが違うと思うのですがいかがでしょうか?

試合については理解不能な審判だったとも思いますが、そこはサッカー経験者でもない素人なのでこれくらいにしておきたいと思います。


さて。
「理解不能だった」といえば本当にあったお話。
~ここからは3D感を出すために若干脚色した小説風になります~


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今日もなんとか無事に仕事が終わった。
帰宅ラッシュの余韻がまだ抜け切らないまま車を降りマンションのエントランスへと歩をすすめる。

パソコンで凝り固まった肩に、ビジネスバッグの重さを更に感じながら、部屋へと続く階段を4階まで上りつめた。

少し荒くなった呼吸を整えながら、ポケットから出した冷たい鉄製のカギ。仕事とプライベートの境目のぶ厚いドアが体に覆いかぶさるようにそびえている。差込口のカギがゆっくりと回転すると、カチャリと乾いた音が踊り場に響いた。


玄関で右、左と革靴を脱ぐたびに緊張がほぐれていく。
シャツを脱ごうとボタンに手をかけ、大きく深呼吸をした瞬間、寝室から小声で話す人間の声が。。

「泥棒だ!」

そう思った刹那。血液が音をたてて流れるのを体中で感じた。
これからおこるであろう不可避の戦いに備え、いつもは脳の奥に隠れている「何か」が、全身の筋肉に大量のアドレナリンと糖と血液を送り込んでいる。

「もしかしたら命のやりとりになるかもしれない」

相手に準備できる時間を与えてしまうのは危険だと直感が言っている。
わたしは眼の前にあった鉄製の長い靴べらを鷲掴みにして、一気に部屋へと飛び込んでいった。



~おそらくつづく~


スタッフK





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