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スタッフKの七不思議シリーズ第2弾。

スタッフKの七不思議シリーズ第2弾。2012/01/23

どうもこんにちは!

さて。昨年、12月わたくしの嫁が健康診断の検便で大腸がんの疑いがでてしまいまして、静岡の病院で内視鏡にて大腸検査を行いました。内視鏡による検査の結果、直腸(肛門からすぐの付近)が赤く腫れているとのこと。その赤く腫れている部分も大腸がんの可能性も否定できないということで、12月の内視鏡検査⇒赤く腫れている部分を切り取って病理検査、という2段階検査から結果が出るまで数週間かかりました。

検査の翌日、
「もし私がガンだったら告知はしっかりしてね。」
と明るく嫁は言いましたが、わたしも心配しておりました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~ここからは嫁の証言を元に小説風に、リアルに再現しています~


1月13日の金曜日。世間では忌み嫌われているこの日に、大腸がんの検査結果の告知なんて。薄曇りの空を見上げながら彼女は白い息と共に軽くためいきをついた。
病院の前には楽しそうに笑うお年寄りの集団。この人達のように元気に長生きできたら・・そう思いながら診察室へと足を向けた。

「Sさーん!どうぞーっ」

名前を呼ばれ、それまでに降り積もった不安を振り切るように診察室に入る。白衣に身を包んだ医師の肩越しに検査結果らしき紙が見えた。イスに座り、医師の顔を恐る恐る見上げると医師は難しい顔をして腕組みをしている。

まさか!?あたしガンなの?・・そう思う彼女をよそに医師は告げた。


医師「検査の結果ガンではありませんでした。しかし・・・。」

嫁「え?ガンではないんですね!しかし?しかしなんですか!?」

医師「直腸が赤く腫れている理由がわからない・・赤く腫れる理由としては外部からの刺激としか考えられないのですが、何か肛門に異物をいれるなどの心当たりは?」
 
嫁「ありません!!そういう趣味はありません!!」

医師「ではなぜ赤いのか・・ふぅむ・・。」



数分後、支払いが終わり、彼女は外に出た。
朝はどんよりしていた空から太陽が健康を祝福してくれているように光っているのに、残していたケーキを旦那に食べられた時のような煮え切らなさが、心を覆っていた。

「そんな趣味はない。」
2回つぶやいて、彼女はゆっくりと歩き始めた。






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