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仕事のゲーム化

2010.09.08観るよりやる方が面白い!の話

    1.ゲームの楽しさ

    野球やサッカーのゲームはテレビ観戦でも面白いし、競技場へ足を運んでプロの試合を実際に観戦するともっと楽しめ、さらに自分でゲームに参加したらもっと面白い、と言うように、リアルになればなるほど、自分の身体感覚を駆使するほど自ら創意工夫して相手と競争し合い、勝敗を決する楽しさや五感の興奮度が高まります。

    2.「仕事のゲーム化」のすすめ

    “ゲーム”には人の創造性や健全な競争意識を刺激する性質がありますから、その性質を社員の主体的・創造的な仕事への取り組みに活用することは、やり方次第で高度なマネジメント施策になります。

    それは決して「単純に楽しければ良い」のではなく、人間の集団である組織が、「明るく、楽しく、真剣にチームワークで業績向上」を目指し、創意・工夫を凝らしながら健全な社内競争を繰り広げるものでなければなりません。

    そこには、良く考えられた組織活性化戦略・人材育成戦略が組み込まれ、社員の業績向上への挑戦意欲・目標達成やプロセスの創意工夫・苦心を通じた自己成長・自己実現の喜びが生まれ、結果として業績改善に結びつくような仕組みづくりと運用を行うことが大切で、次のような一般的方法と留意点があります。

    3.ゲーム化の方法と留意点

    ① ゲームの参加者・チームを構成する。
    ② エキサイティングな得点ルール・評価表彰基準・公正感のある評価者を決めて公表するなど雰囲気づくりをして期待感を高める。
    ③ キックオフセレモニーをやり、チェアマンの社長が、ゲームの趣旨と評価ポイント・運営方針・表彰内容を発表するとともに、チームリーダーに「勝利宣言」をしてもらうなど盛り上げる。
    ④ 仕事ゲームの中で、各チームが失敗を自ら反省して改善し、新しい発見や創意工夫を行い、積極的にトライアルして効果を確かめるように奨励する。
    ⑤ 前期リーグ・後期リーグ・年間優勝など各チームが自ら作戦を立てて、チャレンジするなどプロセスと結果を楽しむ。

    このような“仕事のゲーム化”が業績向上と同時に体験による人材育成になります